洗面台の蛇口のポタポタを修理する

DIY

蛇口のポタポタの原因(ツーハンドル混合栓の場合)

オオカミ
オオカミ

洗面台の水道の蛇口からポタポタと水滴が落ちてくるようになりました。

まずは水滴が落ちる主な原因を知りましょう。原因は蛇口の種類によって違います。

うちの蛇口の種類は【ツーハンドル混合栓】です。【左】お湯ハンドル・【右】水ハンドルが付いていて、それぞれのハンドルを使って水量や水温を調整する蛇口のことです。古い家はこちらの蛇口が多いと思います。

みかん
みかん

築年数がたっていない家の蛇口は【シングルレバー混合栓】が大半です。レバーが1つで水量や水温を変えられます。

オオカミ
オオカミ

今回は【ツーハンドル混合栓】の蛇口のポタポタの原因知りましょう。

蛇口の部品

蛇口ポタポタの原因

ツーハンドル混合栓の蛇口から水漏れする場合は【スピンドル】・【水栓コマ】という部品が劣化している可能性が高いです。大抵部品交換をすると直ります。後はゴミが付いていて水漏れをする場合もあります。部品交換の時に一緒に洗います。

部品の役割

【スピンドル】ハンドルの動きを水栓コマに伝えます。

【水栓コマ】フタをして水を止めます。

みかん
みかん

5〜6年前にスピンドルと水栓コマを交換して修理しました。今回は水栓コマが劣化している可能性が高いです。水栓コマの交換をしていきます。

修理に必要な道具

  • ウォーターポンププライヤ(水道修理はプライヤがあると便利)
  • マイナスドライバー(ハンドルのキャップを外し用)
  • ラチェットドライバー(背の低いドライバーでも可)
  • 水栓コマパッキン(今回交換する部品)
    • ▼ 良く交換される部品の紹介 ▼
      • 【スピンドルセット】袋ナット+スピンドル+水栓コマのセット。水漏れの原因の部品をほぼ全て交換になる。古い蛇口ならばこちらがお勧めです。
      • 【スピンドル】スピンドルセットより費用を抑えたい場合
      • 【水栓コマ】新しい蛇口なら大抵コマを交換するとポタポタは直ることが多い
  • モンキーレンチ
  • ラジオペンチ(ピンセットでも可)
  • ペンチ
  • スパナ
  • NFボックス(取り外した部品が無くさないようにするための箱)
  • 雑巾
  • 掃除用ブラシ
  • グリース(塗布しなくても問題はありません)
オオカミ
オオカミ

なるべく家にある道具や物を使って直していきます。道具は古いものが多いです。今回は家に水栓コマのパッキンが出てきたのでパッキンのみを交換します。通常は水栓コマ自体を交換する方が簡単で良いです。

蛇口のポタポタの修理手順

止水栓を閉める

止水栓の場所

洗面台の下にあります。外にも止水栓(元栓)ありますが、今回の作業は洗面台下の止水栓を閉めるだけでも大丈夫です。本当は何が起きても問題ないように外の止水栓も一緒に閉める方が良いです。

止水栓の閉め方

止水栓の蛇口を時計回りにひねると水が止まります。しばらく動かしてないと固まって手では回せなくなっている場合もあります。

オオカミ
オオカミ

5〜6年ぶりなので固くなって手では回せなくなっていました。

止水栓回らない場合

手で回らない時はプライヤを使って回します。

そのままだと傷が付き、滑るのでタオルで覆ってからプライヤで挟んで時計回りに力を入れます。少しでも回れば十分です。

工具を使っても回らないければ無理に回すのは諦めてプロの業者を呼びましょう。壊れてしまったら修理代が高くなります。

手の力で回せる範囲で止水栓を閉めます。

ハンドルを外す

蛇口のハンドルのキャップをマイナスドライバーで外します。キャップとハンドルの境目にマイナスドライバーを差し込んで上下にグリグリとすればキャップが浮いてきます。

キャップを取るとネジが出てきます。ラチェットドライバーでネジを外します。大分汚れているので後でまとめて洗います。

洗面所なのでハンドルと棚の間が7cmほどしかありません。普通のドライバーだと7cmには入らないので背の低いドライバーで時計と反対回しで外していきます。背の低いドライバーは百均でも売っています。

ネジを外したらハンドルが取れます。

外した部品は無くならないように何かボックスに入れておきます。

スピンドル袋ナットを外す

ハンドルを取ると袋ナットが出てきます

プライヤかモンキーレンチで袋ナットを外していきます。時計の反対回しで外します。

外した時の大体の回転数を覚えておきます。戻すときに締めすぎるとハンドルが固くなりすぎます。ゆるくても水漏れの原因になります。

袋ナットを外す

スピンドルの頭が出てきます。

大分交換していない蛇口は、袋ナット+スピンドル+水栓コマがセットになった【スピンドルセット】を購入して部品を全て交換するのが理想的です。5〜6年前は【スピンドルセット】を交換しました。

スピンドルと水栓コマを外す

ようやくスピンドルが出てきました。

スピンドルをプライヤで外します。時計と反対回しで外します。

水栓コマの頭が出てきます。

ラジオペンチで水栓コマの頭を掴んで上に引っ張り上げます。頭を掴めれば何の工具でも大丈夫です。例えばピンセットなどです。

スピンドルと水栓コマになります。大分汚れていました。

比較的新しい蛇口は【スピンドル】か【水栓コマ】を交換すると蛇口のポタポタが直ることが多いです。

今回は水栓コマのパッキンのみを交換します。

部品が汚れているので全て洗います。

止水栓は元栓を閉めてないので風呂場の水はでます。水が火つよな場合は洗面所以外の水を使います。お風呂場で洗いました。

綺麗に洗って乾かしております。

水栓周りもブラシ等で綺麗にしてきます。水栓コマが入っている場所も中にブラシで汚れを落としておきます。細かなゴミが出てきます。

パッキンの交換

水栓コマのパッキン(ゴム)のみを交換します。

正直水栓コマを変える方が簡単でオススメです。値段も200円程度で購入できます。

今回は家にパッキンがあったのでパッキンのみを交換します。

レンチで水栓コマで押さえてスパナでボルトを外していきます。

ボルトが外れたら古いパッキンを外します。

新しいパッキンを付けます。

オオカミ
オオカミ

コマのパッキンを交換するのは難しくはないのですがとても面倒なので【水栓コマ】ごと変えることをお勧めします。

交換した部品を元に戻す

グリースがあったのでスピンドルに軽く塗布します。付けなくても問題はありません。付けた方がハンドルの動きが良いです。

塗布するときは綿棒で薄く伸ばして付けます。

外した時と逆の順番で部品を戻しいきます。

  • 1 水栓コマ
  • 2 スピンドル
    • 全て閉めないで半分ぐらい閉める程度の状態で袋ナットを閉めます。
  • 3 袋ナット
    • 閉めすぎず、緩すぎない程度に戻す
  • 4 ハンドル

ハンドルにキャップをする前にハンドルの硬さ、水漏れを確認します。

止水栓を左に回して水が出るようにします。

ハンドルの硬さ、水漏れを確認して問題がなければハンドルのキャップをして終了です。

みかん
みかん

修理をした皆様お疲れ様でございました。

オオカミ
オオカミ

初めて部品を交換する人はやや難しいと感じるかもしれません。時間をかければ出来なくはないので興味がある人は挑戦してみてください。自分で修理してポタポタが止まると嬉しい気持ちになります。

   項目          目安        
DIY難易度5.0やや難しい
大変度合い4.0少し大変
時間2.02時間程度
コスト1.0材料1,000円程度(工具別)
オオカミ
オオカミ

DIYするにあたり4項目の目安をつけました。私は女子で小柄で力がなく不器用です。DIYは好きですが得意ではありません。初めてDIYする人の参考になれば幸いです。

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